女子栄養大学の前身は「家庭食養研究会」として、昭和8年(1933)に発足し、今日まで80年を経てまいりました。
発足の2年後、昭和10年に講義録のような形で創刊された、月刊誌『栄養と料理』は、以来「美味しく、理に適った食事による健康」を人々に普及させたいという願いで、現在まで、その時々の食生活への道しるべを志してまいりました。
今、振返りますと『栄養と料理』は当時の健康や栄養について、食生活の貴重な記事が数多くございます。
現在、急速に変化してきた日本人の食生活と健康について示唆するところもあり、各方面のご研究のお役に立てて頂けるよう創刊号(昭和10年)から63年までの昭和期を公開いたしております。
日本の社会が大きく変化していく時代に食の大切さを掲げ続けた『栄養と料理』を皆様にご活用いただければ幸いでございます。
平成25年(2013) 学園創立80周年という記念の年に、平成期のデジタル化を開始することといたしました。
昭和期ともども、『栄養と料理』が皆様の豊かな食生活を送るためのお役に立てましたら幸いでございます。